やまーの処女作！？

信じた相手に裏切られ、心を閉ざしかけた沙希。けれど、やさしく寄り添う先輩との対話の中で、「好き」を言葉にする勇気が芽生えていく。傷ついた心が再び歩き出す、静かな再生の物語。

初めて会う“理解者”との対面に胸を躍らせた沙希。けれど、優しさの裏に潜む違和感が心を冷やす――。「自分を守る」という小さな決意にたどりつくまでを描いた、繊細で切ない気づきの物語。

傷ついた心に届いたのは、「好き」でも「かわいい」でもない、静かな共感の言葉。怖さのなかで再び誰かとつながり、自分の“かたち”を選びなおしていく沙希。揺れる心と小さな希望を描く、あたたかい再出発の物語。

優しい言葉に癒され、自分を受け入れはじめた沙希。しかし一通の悪意あるメッセージが、すべてを揺るがす。傷つきながら、それでも問い続ける――「私は、このままでいいの？」心の痛みと再生を描く、繊細な自己受容の物語。

誰にも見せられない“秘密の自分”を、ほんの少しだけ誰かに届けたくなった――。ロンパースとおむつに包まれて揺れる心。SNSの向こう側で見つけたのは、否定されない世界と、そっと差し伸べられる優しい言葉。沙希の繊細な自己受容の物語。

春休みの静かな夜、自分の中の「甘えたい気持ち」にそっと向き合う高校生・沙希。おむつやロンパースに包まれたひとときの安らぎと、自分自身を受け入れる小さな一歩を描いた繊細な短編ストーリー。

おねしょをしなくなった沙希。嬉しいはずなのに、どこか寂しい。「必要」じゃなくても手放せないものがある――子どもと大人の狭間で揺れる心を描く、繊細な成長の物語。

秘密の趣味が思わぬかたちで露見した午後。沙希の“くま柄のおむつ”を見た高嶺先輩は、驚かず、ただ優しく微笑んだ――「甘えたい」気持ちを肯定する、やさしくて切ない心の交流の物語。

第五章　ちいさな安心、ちいさな秘密

第四章、静かなまなざし